2005年度より公立大学法人への移行にともない、従来の学科が「経済学科」「地域政策学科」「流通･経営学科」の３つに再編されます。

　「経済学科」には「経済政策コース」と「国際経済コース」、「地域政策学科」には「地域･人間環境コース」と「地域づくり･地域経営コース」、「流通･経営学科」には「企業経営コース」と「流通･情報コース」が設けられ、それぞれ専門性を培うことで、よりバランスの取れた人材育成が行えるようになっています。

　さて、待ちに待った2005年、いよいよ本学に地域政策学科という新しい学びの場が誕生します。その一番の特色は、経済という視点を基盤に、多彩な角度から「豊かさとは何か」「暮らしやすさとは何か」を追究していくことです。なぜなら地域の有り様と問題点を探り、解決策を実行に移していくためには、やはり経済は切り離せない存在だからです。といっても難しく考える必要はありません。暮らしとは人間の生活そのものですから、人にとって生きる支えとは？そうした視点で私たちに何ができるかを考えていくことからスタートすればよいのです。

　そしてもうひとつ。本学科は、もちろん地域社会の活性化を担う人材育成を目的としていますが、決して視野の基準を地域だけに固定しません。活動の場は身近な場所でも、常に基準を世界に置き、あらゆるものと比較研究してほしいと思っています。ちなみに私も世界一住みやすいと言われるカナダのバンクーバーにおいて毎年調査・研究をしています。なぜなら比較がなければ、独りよがりになってしまうからです。

　さて、そんな本学科には、さまざまな専門分野から、あなたに、いろんなことを教えてくれる魅力的な先生方がたくさんいます。そしてそこには、きっと素敵な発見や出会いが待っているはずです。あなたはいったいどんな人？待ち遠しくてしかたありません。