このゼミは「まちづくりと流通・商店街の研究」をテーマとしていますが、大きな特色は教室から積極的に地域に出て行って、様々な活動をしていることです。特に佐世保の中心商店街でこれまで来街者アンケート調査の実施・分析、ミニ・チャレンジショップ事業の企画・参加、まちかどサポーター活動を地元商店街、商工会議所、市と連携して実施してきました。

　ミニチャレンジショップ事業は商店街の空店舗解消を目的として、空店舗を借り受け、２坪ほどの小区画を低家賃で多数の起業志望者に貸し出し、将来独立して商店街の空店舗に出店する、若くて創業意欲の強い経営者を育てる事業です。横森ゼミは商店街、商工会議所、市と連携して先進事例の視察、企画書の作成、さらに実際に小売店を出店しました。ゼミ生は小売店経営を経営者として体験し、経営の厳しさを体験しましたが、就職活動では面接で話題を独占したそうです。

　まちかどサポーターはゼミで実施した来街者アンケート調査で、中心市街地はゴミが多く、福祉サービスが足りないという指摘が多かったことから、ゼミ生がまちを巡回しながら清掃、案内、情報提供、挨拶、介助などをそろいのユニフォームで、休日に行うものです。この活動によって、学生は街の問題を実感し、改善のための提案を積極的に商店街、商工会議所、市に行っています。

（※左図をクリックすると拡大できます。 [26KB]）

　１１月にはきらきらフェスタに合わせて島瀬公園で屋台村が開設されますが、そこにも５店出店し、経営を勉強します。このような様々な活動によって佐世保の中心部が活性化し、さらに発展する手伝いができればと願っています。